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2026.01.11

声でっかいやつは強い

君声ちっちゃいなァ!!!
私が信じられないぐらい怒られているとしたら、説教が転調するタイミングで出てくる言葉です。

曲がりなりにも運動部だったので声の小ささはよく指摘されました。運動部というと声が大きければ大きいほどよく、集合時に走れば走るほど良いという価値観の世界ですから、元気に声を出すよう要求されるのです。
その点私は声が小さく顧問に挨拶をしても気づかれず、後輩にはうっすらなめられていた気がします。
陸上は個人競技なので、まあそれでも問題はないのですがバスケやバレーなどのチームスポーツでは命とりだったでしょうね。ちゃんと大きな声が出るまでは声出ししかやらせてもらえないでしょう。一年は球拾いしかやらせてもらえないタイプの強豪校では声小さいのが二年生に上がるまでわからないので二年目から声出しです。

生まれてからこのかた、ずっと声が小さいままでした。
そもそも声量が小さいのもありますし、通りにく~いもにょもにょとした声なんですよね。注文は通らないし、話していても相手が聞き取れなくてテンポがそがれてしまうしでいい思いをしたことがない。特にがやがやとした居酒屋では無力です。注文をすることも会話を盛り上げることもできない。

強い動物を思い浮かべてみてください。ライオンでもゾウでもクマでも何でもいいです。
その動物の声が小さかったらどうでしょう? なんだか少し滑稽でツッコみたくなるなるんじゃないですか?

君声ちっちゃいなァ!!!

そうですね。私が言われている言葉です。
私って声のちいちゃい猛獣なんです。

強いやつは大体声がでかい。だから声がでかいと舐められない。
思い返してみてくださいクラスの一軍は信じられないぐらい声がでかかったでしょう。声がでかい分内容が薄まってるんけ? と思うぐらい声がでかかった、そんな仕組みじゃないのに。
私も場を支配してみたい。
そこまでいかなくとも自分でウーロン茶ぐらいは頼みたい。

どうして自分は声が小さいのだろうと考えていたのですが、そもそも口が開いていないということに最近気が付きました。
「声が出ないんです」という患者に、「もしかして口をあけていないんじゃあ、ありませんか?」と聞く医者がいたらとんだヤブではありますが、 今回に限ってはこれが正しかったのです。

思えば口も筋肉ですし使わなければ衰えていくはずです。もともと声が小さく、しゃべり方がわからなくなって一時期声が出なくなった時期もあったので余計にしゃべるための筋肉が衰えていたのでしょう。
口を開いては閉じ開いては閉じ、舌を上げては下げ。ブロッコリーとささみとプロテインを夕食にするしかない。
無表情と言われがちなのもきっと同じ理由でしょう。そもそも顔の筋肉が衰えている。ヒトって所詮タンパク質なんだ。

もし、このやり方がうまくいかなかったとしたらどうするの?
そう思う方もいらっしゃることでしょう。その時はその時で大丈夫です。
筋トレは裏切りません。大きな声が出なくとも私は強靭なあごを手に入れるのです。声のちいちゃい猛獣として、声だけ大きいヤツらの喉笛にかみついて生きていきます